プレス金型の精度を確保するために必要なことは?そのポイントを解説

半導体や電子部品のリードフレームやコネクターなどに使われるプレス加工製品は高精度が要求されます。
プレス加工品の精度は金型で決まるといっても過言ではありませんが、では、金型の精度はどのようにして作りこまれるのでしょうか。
ここでは、金型の精度を確保するための視点をご紹介します。
目次
プレス金型の精度を決きめる要素
プレス金型の精度を確保するには、以下のことが必要です。
- パンチ、ダイの形状の作りこみ
- パンチ、ダイの金型内への組立位置調整
- ガイドポスト、プッシュガイドの調整(上型と下型の関係調整)
- ストリッパ(インナーガイド)やストリッパボルトおよびスプリング等の作りこみ
これらを総合し、製品寸法許容差に対応するよう、金型セットを仕上げます。
最も重要なパンチ、ダイの部品精度の確保
なかでも、①のパンチ、ダイの部品精度が重要です。
当社では、プレス金型の主要部は±0.002mmの精度で仕上げます。
この精度は業界ではもはやあたり前になっていますが、あたり前をあたり前に作り上げることが重要と考えています。
金型の寿命を確保するために
金型の摩耗も精度に影響してきます。
当社ではプレス金型の主要部には超硬材を使用し品質と寿命を確保することが多いです。
表面処理(DLCなど)をすることで、さらにに性能向上させることも可能です。
もちろん生産数が少ない製品には、スチール材を使用するなどお客様のご要求に合わせます。
まとめ
高精度にプレス加工を行うには、金型個々の部品の作りこみがキーになることをご紹介しました。
エレック北上は
社内プレス加工用の金型について、高精度に設計・製作することが可能です。
お気軽にご相談ください。
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